縦書きブログを更新した。
今年の3月、ADHDの診断が出たというお話。
色々と生きづらさがある私だし、世間には生きづらい人が山程居る気がする。それを証拠に、この世の中には、山のように生きづらさを叫ぶ歌が溢れている。
最近、生きづらい私のエモーションを揺さぶる(エモい)曲をまとめておきたいと思う。
Rei「ERROR 404」
ボクたちの心臓は 刻んている
不揃いなbeatを
I’m an ERROR ERROR ERROR
刻々と時間 すぎさっていく
無力なボクのtempo
I’m an ERROR ERROR ERROR
素晴らしい。私と同世代でこんなにクラシカルでニューエイジで最高にクールな曲を作る天才の一人。歌詞に込められる、「自分らしくあってやる」という彼女の魂に、いつも勇気をもらう。
長澤知之「はぐれ雲けもの道ひとり旅」
少しその街を離れて
ケータイの電源を切ってしばらく友達も忘れて
鈍行に揺られるだけでいい
君にとってその生活が時折負担になったなら
恋しくなるまで旅をして 恋しくなったら戻ればいい
この人は、以前の記事にも書いたが、はじめはオフィスオーガスタの福耳の一員として、そのギタースタイルと独特の声質が気になって、その後ALのメンバーとして認識して、最近漸くソロを聴くようになったのだけど、センシティブで傷つきやすい自分の弱いところを、格好つけず素直に歌い上げてくれる等身大の歌詞が魅力。これまた大好き。
ズーカラデル「イエス」
有り余る情熱が
君を追い詰めるだろう
阿呆みたいな顔して流れてく
人混みを追いかける見そうで見えない答えが
どうにもならん苛立ちが
小さくても消えない魔法が
未だに足を突き動かす
まだ何も判らないけど
行かなきゃ ほらイエス言え
この人達もよい。等身大。かっこいいんだけど、かっこつけていない。ある意味ではダサさすら感じる。こういう人たちがちゃんと売れてほしいなあ。
Mr.Big「Goin’ Where the Wind Blows」
Am I strong enough to walk on water
Smart enough to come in out of the rain?
Or am I a fool goin’ where the wind blows?
この曲の柔らかさに助けられたことが多い気がする。「俺は、水上を歩けるくらい強いのか?雨を避けられるくらい賢いのか?それとも、風が吹く中を行くほどの馬鹿なのか?」
いいじゃないか、風の中を歩いて行こう。
Creepy Nuts「Dr. フランケンシュタイン」
僕ら継ぎ接ぎだらけの生命元の形が分からない
寄せ集めたガラクタで精製元の居場所が分からない
Dr.フランケンシュタイン
恨んでいない貴方のおかげで私がいる
Dr.フランケンシュタイン
恨んでいない 貴方のおかげで私が…
今や武道館でライブをし、情熱大陸にまで登場した彼らの最新アルバムの曲だけど、このアルバムはもう発達障害者にたまらない。「オトナ」とか、「普通に息を吸って吐くだけが何故難しいんでしょうか?」ってもう本当に、私のことを歌っていますか?というところ。そんな素晴らしいアルバムの中でも、この曲がまた好きで。あんまり表に出てこないから、今回はこれをチョイス。サビの歌詞の、恨んでいないっていう言葉になんだか泣きたくなってくる。
リブロ「胎動」
寒さに震える誰かの胸は世界の憂いを教えてくれた
乾いた貧しすぎる気持ちや軽すぎる投げやりな命理由も分からぬ飢えで苦しみ 自分の胸の上で十字切り
正直になれぬ意味を知るのが怖くて 直視できなかった君
Creepyのラジオで知ったのだけど、この方、ラッパーでかつ詩人だなあと最近よく聴く。
踊ってばかりの国「光の中に」
寂しさとそれに伴う幸せを
時が経っても忘れたくないのよ雲がいつの日も 同じ方に流れるから
何度目の空だろう 影で遊ぶ
光の中に 行くのよ
この人の歌詞は、なんだろうなあ。強い人には絶対に書けないと思う。踊ってばかりの国の他の曲も聴いてきてからの、この曲の優しさは心の柔らかいところを抉ってくる。大好きな曲。
ドレスコーズ「マイノリティーの神様」
あなたとは違ったり 僕のとは違ったり
周りとは違ったり 流行りとは違ったり
男とは違ったり 女とは違ったり
初めから違ったり いつからか違ったり
考えが違ったり 見る角度違ったり
相手を間違ったり 時代を間違ったり
今度のは違ったり 埋もれがちだったり
そしてガチだったり あとで価値があったりみんなと違ってみんないいなんて
そもそもみんなで言うな
結局誰だかわかんなくなってみんなと一緒でいいや
なるべくソフトで平凡たる人そう 僕が神様正しみは誰とも違えないこと愛の無理強いで
人は傷ついて長すぎたエゴの季節 さよなら僕は普通でつまらなくなろう
志磨遼平もまた、私みたいなマイノリティの神様。この歌詞、たまんないなあ。
スピッツ「醒めない」
まだまだ醒めない アタマん中で
ロック大陸の物語が
最初ガーンとなったあのメモリーに
今も温められてる
さらに育てるつもり
私のロックヒーローはスピッツ。たまに、彼らをポップバンドとか草食系と呼ばれる方もいるけれど、私にとって彼らはビンビンに尖った最高のロックスター。草野マサムネがまだまだ醒めないなら、それなら私のロックもまだこれから醒めないまま、続いてくれるんだろう。
音楽がなければ、私の人生はどうなっていたことだろう。彼らミュージシャンたちが、彼らの叫びにこれからも共鳴し続けていきたい。